甲飛喇叭隊 第十一分隊 News Letter 第12号
2015年5月8日 発行
 みなさんこんにちは、甲飛喇叭隊 第十一分隊です。
 今年のGWはいかがお過ごしでしたか? 関東圏では天気にも恵まれ、絶好の行楽日和でしたね。
 わたしたち甲飛喇叭隊 第十一分隊は過ぎし5月2日(土)、神奈川県は江の島にある、児玉源太郎をお祭りした児玉神社例大祭にご奉仕させて頂きました。
 児玉源太郎に縁のある方、また信奉される方、沢山の方が参列なさった例大祭。今回のNewsLetterはその例大祭ご奉仕のレポートをお送りいたします。

 一服の時間、お休み前の一時、どうぞお供にお読み下さい。
<平成27年度児玉神社例大祭参加に際して>


世間ではゴールデンウィークで賑わう5月2日。
土曜日の江ノ島(神奈川県藤沢市)は好天に恵まれたこともあり観光地の名も相応しく、朝から多くの人々で賑わっておりました。
しかしこの江ノ島にかの日露戦の勇将、児玉源太郎陸軍大将をお祀りする神社がある事を知る人は少ないのではないでしょうか。
江ノ島神社の参道から左に折れ、喧騒から離れた静寂に身をまかせながら木々の生い茂る参道を登りきった所に児玉神社はあります。
今年も我々甲飛喇叭隊第十一分隊は児玉神社の例大祭に参加して参りました。

普段は海軍関係の慰霊祭のお手伝いをさせて頂く事が多い我々ですが、御祭神は陸軍大将でありますのでこの日ばかりは隊長以下隊員全員が明治19年制定の陸軍軍衣に身を包み、日露戦争直後の戎衣の色も華やかなりし歩兵第三聯隊の姿でご奉仕させて頂いております。
例大祭は多くの参列者の集まる中、宮司様をはじめ神職の方々により神式に則り粛々と執り行われ、我々も式の中で御祭神でありながら軍人でもある児玉大将に対して軍隊の儀仗を奉納させて頂きました。例大祭の中で御祭神に我々の真心を御奉納できるというのは大変にありがたいことであると思います。

日露戦の勇将と謳われる事の多い児玉大将ではありますが、軍人としての他にも台湾総督としての数々の功績や遺徳から、児玉神社創建やその後の維持にあっても台湾方面や総督府関係者からの多くの支援が寄せられており、境内の中にも多くの台湾関連の物を目にする事が出来ます。
その点が同じく日露戦の勇将と言われる乃木将軍や東郷元帥をお祀りする神社との違いとも感じられるでしょう。

 近年の情勢に合わせ児玉神社でも広く皆様方に知って頂きたいとのことでホームページも開設されております。江ノ島観光や歴史散策に是非、皆様の足で訪れてみてはいかがでしょうか。


江ノ島児玉神社公式ホームページ
http://www.kodamajinja.org/index.html