甲飛喇叭隊 第十一分隊 News Letter 第22号
2016年6月12日 発行
 みなさんこんにちは、甲飛喇叭隊 第十一分隊です。

 関東では梅雨に入りましたが、蒸し暑い日が続いたかと思えばからりと晴れ渡る日もあったりと、女梅雨(あまり強くない雨が長く続くような陰性の梅雨)・男梅雨(雨が降るときは短期間に大量に降り、降らないときはすっきりと晴れるような陽性の梅雨:共にWikipediaより)が入れ替わっているようですね。
 日本の慰霊祭シーズンの幕開けを知らせるこの雨期を抜けると、太陽の光輝く七月の到来です。内に籠る季節から、外に飛び出す季節へ。そう考えると、この不便な梅雨の時期も、夏の計画を立てるにはもってこいの楽しい時間となりますね。

 今回は、ベルギーはブリュッセルにある王立軍事歴史博物館(Royal Museum of the Armed Forces and of Military History)を訪れた隊員のレポートをお届けします。
 一服の時間、お休み前の一時、どうぞお供にお読み下さい。
<ベルギー王立軍事歴史博物館訪問記>


私が個人旅行でベルギーを訪れた際に見学した「ベルギー王立軍事歴史博物館」を簡単ではありますが紹介させて頂きます。
この博物館はブリュッセル市内から程近い場所に位置し、付近にEU本部があるため軍人や軍用トラックが至る所に配置してあり道中は物々しい雰囲気である。
さて、「ベルギー王立軍事歴史博物館」の1番の魅力はその展示数にある。 圧倒的な展示物の数と中世からWW2までの幅広い時代の戦車や航空機を展示している。
更に入場料が4ユーロ(500円ほど。学生料金)と安くお手頃な上に博物館内にカフェもあるので時間をかけてゆっくり見学する事ができる。尚、私が行った時は支払方法がカードのみでしたのでお気をつけ下さい。

この博物館は大きく分けて「航空機」「WW1」「WW2」「中世」と4つのエリアに分かれていてる。
入場すると先ず「航空機」エリアに入る。
吹き抜けの大きな二階建ての建物に航空機が所狭しと並んでいる。
複葉機を始め、プロペラ機、ジェット機、気球からヘリコプターまで展示してあった。

次に「WW1」エリアに入ると目に飛び込んできたのが戦車です。
かの有名な菱形戦車、ルノーFT-17戦車、マークAホイペットの3輌が鎮座しており、菱形戦車に関しては内部が見られる様になっているため戦車が登場した頃の戦車内部の構造を見る事ができる数少ない機会である。 他にも野砲や軍服等も多く展示してあり、奥には小さいが「帝政ロシア」エリアもあった。

「WW2」エリアは欧州各国、ソ連、米国の兵器を中心に展示してある。
このエリアではマネキンと兵器を組み合わせて一つの場面を再現している展示方法が多いように感じた。
そんな中でも珍しく、極限まで削られて拳銃のようになって三八式小銃を見つける事ができた。
日本軍の展示物は全エリアでこれのみと記憶している。

「中世」エリアでは数多くの甲冑や槍、刀等を見る事ができる。
このエリアは壁一面にベルギーの国旗が飾ってあり、ベルギー国にとって大事な時代というのを感じさせられる。
また、この「中世」エリアから屋上に出る事ができ、ベルギー市内を一望のもとに収める事ができる。

ベルギーを訪れた際は「ベルギー王立軍事歴史博物館」にぜひお立ち寄りください。